スプラバック取扱説明書 Spravac
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はじめに
初生雛へのワクチン散霧接種用メリアル・セレクト社の最新式Spra-Vacシステムをご採用いただきまして誠にありがとうございます。7代目となる今回のSpra-Vacはさらなる経済性を追求し、より簡易なメンテナンスを目的として改良されました。以前の金属シリンジシステムは使い捨てシリンジシステムとなり、汚染の危険が減りまたシリンジの殺菌処理の手間を省きました。作動装置も空気圧システムを利用して設計されています。
Spra-Vacは一度に 100羽の初生雛が入る標準的なカゴに対応できるように設計されています。1時間あたり 4万羽から 6万羽の雛にワクチン接種を行うことが出来ます。Spra-Vacで最大の効果を得るために、この取扱説明書をよくお読みになってください。重要な情報が記載されています。Select Spra-Vacはメリアル・セレクト社が独占的に製造・販売しております。
概 要
Select Spra-Vacは洗浄にかかる時間を最小限にできるように設計されています。テーブルは最高級のステンレス性、ポリカーボネイト製のカバーは透明なので洗浄が容易で、散霧接種の状況を観察しやすくなっています。ワクチンと接触するすべての部品は使い捨てまたは消毒が可能です。また、圧縮された空気がワクチンに触れることはありません。使い捨てシリンジとモジュラーの構造により設定とメンテナンスにかかる時間と手間を大幅に省きました。透明シリンジにより、接種量を視覚的に確認することが出来ます。
注 意
構造を良く理解してから操作を始めるようにしてください。使用済みのシリンジは認可済みの毒物廃棄用容器に入れて廃棄してください。
ニューカッスル病に関する注意:ニューカッスル病ワクチンの散霧接種時にはワクチンの使用上の注意に必ず従ってください。ニューカッスル病ワクチンウィルスは人間の眼に炎症を起こす可能性があるので眼や手、衣服に付かないように充分注意してください。
梱包物の確認
Spra-Vacが届きましたら、輸送中に損傷を受けていないかどうか確認してください。もし損傷などがありましたら至急ご連絡ください。 Spra-Vacには次のものが添付されています。
- 取扱説明書
- 目盛付ワクチンボトル 2本
- ノズル当たり 3.5mLの使用量チェックのための目盛付試験管
- チェックバルブのスペアパーツキット
- スペアチューブ・スペアシリンジ
ワクチンの準備
当社推奨のワクチンを使用してください。ワクチンを混合した場合には、1度に 20,000ドーズを越えることは出来ません。Spra-Vacの設定が終了し、準備が完了してからワクチンの混合を行ってください。
- 27度の微温湯中でゆっくりとアンプルを回しながら解凍します(ワクチンの取扱説明書をご覧ください)。
Select-O-Temp解凍槽のご使用をおすすめします。
- ワクチンと殺菌済み蒸留水を殺菌済みワクチンボトルで混合します(ワクチン 10,000ドーズに対して水 700mL)。毎日混合するたびに新品の使い捨てシリンジと針を使用してください。
操作方法
- 雛へのワクチン接種をしやすい場所にSpra-Vacを設置してください。散霧パターンに影響を与えるような、空気が直接流れる場所は避けてください。脚部を調節して機器が水平になるように設置してください。
- ワクチンボトルにワクチンと殺菌済み蒸留水の混合液を必要量(700mL~1,400mL)入れてください。ワクチンボトルは使用前に必ず洗浄・殺菌を行ってください。
- Spra-Vacのフィルターレギュレータとエアコンプレッサを接続します。コンプレッサからの供給量は 60~ 80psiに設定します。
- Spra-Vacのフィルターレギュレータを 50psiにセットします。
- 使い捨てシリンジをセットし、ワクチンチューブをシリンジからチェックバルブ上のシリンジポートへつなぎます(図 1参照)。
- シリンジ部にあるチェックバルブスロットにチェックバルブをセットします。金属製のクリップスプリングとチェックバルブクランプで固定します。
- スプレーノズル部分をキャビネット上部に設置し、ノズルホルダーにノズルを装着します。
- チェックバルブのアウトプットポートにチューブをつなぎます。
- シリンジにワクチンを注入するために床面スイッチを 5,6回オンにします。
- 目盛付試験管で使用量を確認します。ノズルごとにワクチン液を 3.5mL散霧する事を確認してください。正しく噴出しているか、両方のノズルをチェックしてください。
- Spra-Vacのカゴ挿入側から丁寧にカゴをスライドさせて接種を開始します。このとき、雛がカゴの中で均一に散らばるようにしてください。カゴを後部のストップレールにスライドさせ、カゴがキャビネットから出る前にシリンジが完全に作動するまでの時間をとってください。シリンジが作動するまでには約 1秒かかります。1台のSpra-Vacで二人が同時に作業している場合、先に入れたカゴが完全にユニットの外に出るまで次のカゴを挿入しないでください。この間に、シリンジに次のワクチン液が注入されます。
- ワクチン接種後の雛は、風に当たって寒くならないような場所に置いてください。寒い季節では、雛を積載するまでバスを暖めておきましょう。雛が完全に乾燥するよう、ワクチン接種後積載するまで 15分程度待機してください。
クリーニング
警告:シリンジが誤動作するのを防ぐため、Spra-Vacのシリンジ部をクリーニングする際にはSpra-Vacのエアインプットカプラをコンプレッサからはずして行ってください。
- その日の作業終了時に、未使用のワクチン液を廃棄しワクチンボトルを空にします。
- 蒸留水または消イオン水をワクチンボトルの 700mLの目盛のところまで入れ、床面スイッチを繰り返しオン・オフして少なくとも 3分間システムに水を通します。
- コンプレッサをはずします。
- プラスティックシリンジとシリンジチューブをはずし、承認された毒物処理容器に入れて廃棄します。
- ワクチンチューブ、スプレーノズル、ワクチンボトルをはずして穏やかな石鹸と水で洗浄し、よくすすぎます。
- スプレーキャビネットを穏やかな石鹸と水で洗浄してよくすすぎます。Spra-Vac全体を布でよく拭いて乾かしてください。特にプラスティックのキャビネットは丁寧に行ってください。
チェックバルブのクリーニング
- 洗面器にぬるま湯と穏やかな洗剤を入れ、その中でインプットキャップとアウトプットキャップを本体から引っ張ってはずし、チェックバルブを分解します。
注意:チェックバルブの部品は小さいのでなくさないよう注意してください(図 3参照)。ボールベアリング、スプリング、Oリングといった部品ははずす必要はありませんが、クリーニング中にはずれやすいので気を付けてください。
- チェックバルブ部を柔らかいブラシで荒い、それぞれの部品をよくすすいでください。
- 図3を参照してチェックバルブ部を再度組み立てます。チェックバルブ本体とインプット/アウトプットキャップの間に 8分の 1インチ(3mm程度)の隙間を残しておきます(図2参照)
- チェックバルブを軽くホイルに包んで蒸煮消毒するか 15psiで 20分間消毒します。
メンテナンス
- ノズル当たり 3.5mLが正確にスプレーされているか確認するために、使用量レベルを 1日 3回チェックしてください。
- スプレーの具合を 1日 3回チェックしてください。スプレーの形が左右対称な円錐型、あるいは逆V字型になっていれば正しくスプレーされています。
- レギュレータの圧力は毎日チェックして 50psiになっていることを確認してください。
- 1週間に 2回、Haynesのスプレーまたは鉱物油で床面スイッチのボタンに油を差してください。
- フィルタレギュレータの湿気は毎日取り除いてください。
- ワクチンボトルのラテックスチューブは少なくとも月に 1回は交換してください。消毒後でもべたべたするようになれば、それ以上の頻度で交換してください。
- 空気ラインが汚れたら交換してください。
困ったときは
| 問 題 |
解決方法 |
| ノズルからワクチン液が漏れる |
- テーブルフードが水平になっているか確認してください。
- すべての部品がきちんと締まっているか確認してください。
- チェックバルブがきちんと組み立てられているか確認してください。
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| シリンジにワクチンが注入されない |
- チェックバルブがきちんと組み立てられているか確認してください。
- チェックバルブとスプレーノズルがきちんと締まっているか確認してください。
- ラテックスのワクチンチューブがねじれていないかどうか確認してください。
- シリンジのプランジャーがしっかりと閉じられているか確認してください。
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| シリンジが作動しない |
- 空気のラインがねじれているか、「Y」型接続部または空気圧バルブの黄色い接続部に正しく接続されていない可能性があります。
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上記を確認しても問題が解決しない場合はご連絡ください。
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